文芸復興

僕が読んでいるのは読売新聞なんですが、この読売新聞ではよく本や作者の紹介を載せています。「小谷真理のファンタジー&SF玉手箱」とか「名作ここが読みたい」などコーナーを作って毎週やっているんです。このコーナーがなかなか面白く、馴染み深い作品から、知る人ぞ知るマイナー作家まで色々なジャンルから本を紹介しています。例えば、今日の「小谷真理のファンタジー&SF玉手箱」で紹介されていたのはフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」でした。読んだことがある作品がこういうところで紹介されているのはそれだけで嬉しいものです。一昨日の夕刊には「名作ここが読みたい」で、イタロ・カルヴァーノの「木のぼり男爵」が載っていました。名前を聞いたぐらいの作家なので、読んでみて、なるほどこういう作家なのかとなかなか参考になることもあります。他にも「引きこもり世代の希望の星」と称して滝本竜彦を紹介していたり、と力が入っています。前はあまり新聞に感心を払っていなかったせいもあるとは思いますが、最近本関連の記事が増えてるような気がします。うれしい反面、出版関係の方々が本格的に危機感を持ってきたのでは?と不安も覚えます。
ちなみに、NHKでも「名作平積み大作戦」という本を紹介する番組が始まったそうです。第一回の題目はなんと「“電車男”を応援した人にオススメの名作」。残念ながら見逃してしまいましたが、4月2日にも再放送がやるようなので、そっちをみたいと思います。NHKらしい勘違いした内容になっていないことを期待。
再放送の日程は↓
4月2日(土)BS2・後11・00〜11・45