ダメ、ゼッタイ

図書館で返却の手続きをしているとよく書き込みのある本が返ってきます。
僕は本を汚したくないのであんまりしないのですが、利用者の中には習慣的に本に書き込みをする人がいるらしく、よく鉛筆で線を引いてあります。もちろんやめて欲しいんですが、やった利用者の特定が難しいため、なかなか注意することもできません。仕方なく、鉛筆の書き込みについては消しゴムで綺麗にしておくのがバイトや嘱託の仕事になっています。
ただ、中には鉛筆の書き込みよりひどいのもあり、ボールペンで本への意見が書き込んであるものやはさみでページの一部を切り取ったもの、コーヒーやらソースやらの染みがついているもの、よく分からないけどなんだか濡れているもの、などなど色々な状態になった本が返ってきます。
しかし、今日返却されてきた本は今までに見たことの無い状態で返ってきました。というか、3年ぐらいずっと働いている職員の人が引いていたので、多分うちの図書館史上でも初めてだったのではないしょうか。ページを開いてみると、なんだか小さいものがもぞもぞ動いています。大体、ごまくらいの大きさで色も黒っぽい・・・虫でした。おまけに一匹や二匹ではなく十ウン匹。紙魚じゃないです。ダニか何かなのかな?物凄い気持ち悪かったです。もう、その場にいた職員は全員引きまくり。とりあえず他の本から隔離し、スプレーをかけ徹底的に殺菌消毒、最後に資料修復専門の科にまわすという重犯罪者みたいな対応をしてしまいました。
うん、書き込みとか染みとかはなんとか許せるけど、虫だけは勘弁してください。本は綺麗な所に・・・。