レクイエム

レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)


なんだか、寝てる間の夢みたいな本でした。
薄くてサッと読めてしまうのですが、読み終わってみると内容をほとんど思い出せません。
覚えていることと言えば、とても暑い陽気の日に・たくさんの人と会って・たくさんの物を食べた。そのくらい。
人物の台詞が出ても「」を使わず、ついでに改行もあまりせずに、つらつらと文章をつなげる不思議な文体の効果なのかもしれません。
副題が「ある幻覚」ということを考えると、この夢みたいな印象も作者の思惑なのかも。
そうだとすごいような気がしますが・・・まぁ、いいか。
おやすみなさい。