公房日和

箱男 (新潮文庫)

箱男 (新潮文庫)

人間そっくり (新潮文庫)

人間そっくり (新潮文庫)


休み明けに安部公房の読書会があるらしいので、
お題の『箱男』とSF作品として有名な『人間そっくり』を。
とりあえず、以前公房の作品を読む時に感じていた文体の読みにくさについては、昭和っぽい匂いとしてうまく咀嚼出来るようになり、すらすらとページをめくれるようになっていました。
話自体も楽しめたのですが、『箱男』については終盤が入り組んでいて頭が追いつかなかったので、読書会までにもう一度読もうと思います。


そういえば、毎年サークルの新入生の中に必ず一人は「安部公房が好き」って人がいるような気がします。幻想・SF好きにとって一度は通る道なのか。