電波男

電波男

電波男

筆者の魂の歌だった。

書体は冗談じみているが、ここに書かれていることはネタではない。
読み進めていけば、作者の本気の叫びであることがわかっていく。

「萌え」の対象として二次元キャラクターのみを想定している点など、「オタク」という言葉が浸透・拡散した現状において若干ずれてきている部分もあるが、「萌え」と「恋愛」が神無き僕ら日本人の代替宗教であるという論自体は、全く古びていないと思う。

それぞれ違う御本尊を掲げた「萌え」と「恋愛」の宗教戦争は、未だ継続中であり、
二次元>>>>>>>>>(越えられない壁>>>>>>>>>三次元
を声高に宣言した筆者の闘いもまだ終わってはいないのだろう。