エアー出勤
ネットで「エアー出勤」の話を読んでいたらなんだかとても怖くなった。
知らない人がいるかもしれないから説明すると、実際には仕事がないのに諸々の事情から仕事をしているふりをして周りを騙し、形だけ出勤する行為のことです。親や妻に仕事がなくなったと説明できない、隣近所の目が気になる、自分のプライドが無職であることを許さない、等の理由から行われることが多いそうです。「エアー出勤」中は公園や漫画喫茶、図書館、もしくは電車内などが主要な行き先だとか。
最近の親の喜んでいる顔なんかを見ていると、たしかにこの人たちに対して再び「仕事がなくなった」とは言えないよな、と思う。ついでに、再度離職なんぞしようもんなら、僕自身がなんやかんやでその現実に耐えられないんじゃないかとも思う。
で、ここまで考えていくと、頭のネジが飛んでしまった自分が未だ仕事があると信じこんでしまって「エアー出勤」し、仕事をする妄想を浮かべながら公園のベンチに座り、時間になると疲れた気になって帰宅する・・・そんな自分の姿も想像できてしまうのです。
「エアー出勤」は基本として周りを騙す行為ですが、僕なんかがやり始めるとそのまま自分も騙し始めちゃいそうな気がします。
そして、例えば今僕が自分の「エアー出勤」に騙されているとしても、一体どうやればそのことに気づけるのでしょうか。不安で仕方がありません。