熊嵐

羆嵐 (新潮文庫)

羆嵐 (新潮文庫)


 大正4年12月、北海道の開拓地に一頭の野生の羆が出現。
 1日目に3人、2日目には胎児を含め4人の村民を食い殺し、恐怖に陥った近隣集落の人々は家を捨て避難を開始。被害にあった集落は警察に事態の解決を要請し、1頭の熊のために警察と一般村民含め約200名もの人員が出動する騒ぎとなった。
 更に、羆の行動範囲を狭めるため死亡した村民の遺体を回収せず、餌として現場に放置するという異例の措置までとられたのである。


 何がすごいって、この小説ノンフィクションである。