ウィロビー館のオオカミ

 ジェーン・エイキン著/掛川恭子訳 講談社青い鳥文庫
この本は苦手な語りかけ口調ではなかったので読みやすかったです。題名から人狼の話なのかと思ってましたが、オオカミのように嫌な婦人が子ども達をいじめる、そして子ども達が反撃をして大円団って話でした。ただ、イラストのほうでは婦人の影がオオカミの形をしていたりしたので、もしかしたら本物の狼だった、という読み方も出来ないわけではなかったかなぁ。児童文学の特徴の一つに、でてくる表現がストレートに感じ取れて、美しいものは美しく、美味しいものは美味しくそうに、悪いものはほんとうに悪そうに読めるというところがあると思います。この本の悪役はひねくれた僕でも本当に憎々しく見えます。このストレートさは読んでいて楽ですね。
そういえば、ここ数日で読んでいる本にしきりとプティングというお菓子が出てきます。種類も豊富で「ライスプティング」「ミルクプティング」「クリスマスプティング」・・とどれも非常に美味しそうなんですが、これってどういうものなんですかね?是非食べてみたいなぁ。