苦悶

おわああ、こんばんは。
現在、ゼミの発表の為に萩原朔太郎の『月に吠える』に収録されている一編、「贈物にそへて」の研究をしています。
すっきりとした叙情的な詩ですが、生温かくて気持ちの悪い触感がウリの朔太郎らしくない作品です。異質といえば異質ですが、くせが無くてそこそこ出来が良いい作品なので、全体から見れば空気みたいな詩です。もちろん、参考文献なんてありません。朔太郎の事を書いた本の中じゃあ、ことごとくスルーされてやがります。
そんなわけで、発表の内容はほとんど推論で進めていくしかありません。コースが無いので、やたらと時間がかかります。
ちょっと前に、やっとどうやらこの詩がドストエフスキーと関連があるらしいというところまで来れました。でも、ドストエフスキーですよ。ドストエフスキー。『罪と罰』に『カラマーゾフの兄弟』の。長い文学の代名詞みたいな作品じゃないですか。発表は明後日ですよ。発表のパートナーとの打ち合わせは明日ですよ。今からじゃ本も借りられませんよ。
おわああ・・・このブログの主人は現実逃亡者です。