どろぼうの神さま

どろぼうの神さま

どろぼうの神さま


現代ドイツの児童文学作家の中でも人気が高いと言われるコルネーリア・フンケの作品。
本国では映画化も果たしたと言うから本作品もかなり人気があるみたいです。

しかし、どうも僕には児童文学、というか、子供が群れて悪戯をしたり喧嘩をしたり冒険をしたりの物語が苦手なようです。
子供の悪戯やわがままに対して何の代償も伴わないのが、どうも感覚的にダメなんですね。
子供に視点を合わせて読むもののはずが、何故か嫌な大人として登場するような人物の方に視点が行ってしまいます。
もちろん、嫌な大人は碌でもない目に遭うわけで・・・読んでいてあんまりすっきりしませんでした。
一年前、E・ネズビットの『砂の妖精』を読んだときから何も変わっていない・・・。