自分探し

教育実習が終わりました。
忙しい、騒がしい、塩辛い3週間の中学校生活の中で、僕はやせ細り削ぎ落とされ、消え去らないまでも、トイレットペーパーの芯の如き状態になってしまいました。
このままでは、もとの自堕落で淫猥で非生産的な、あの生活にもどるのもままなりません。
そんなわけで日曜日、失われた自分を取り戻すため「自分探しの旅」に行ってきました。『第十三回国際ブックフェア』まで。
太陽の塔』の主人公は「自分」を大英博物館で見つけたらしいですが、そこまで行くお金も僕の「自分」がそこにいる保証もありません。その点、『ブックフェア』なら手軽だし恐らく僕ならここにいるでしょう。
会場に着き10分、地図を見ながらウロウロし・・・あぁ、いましたよ、僕が。国書刊行会のブースの隅に。
国書刊行会のブースでは、普通の商品が20%オフで、函なし特価本が1冊100〜500円ほどで売っていました。とりあえず、3冊ほどかかえてレジへ迎い――
社員「いらっしゃいませ。3150円になります。」
僕「はい」
社員「おまけで『国書総目録』と『御自分』が付きますが、いかかですか?」
僕「はい、お願いします。Sサイズで」
社員「ありがとうございましたー」
――こういうわけで、再び3週間で無くしてしまった自分を手に入れました。
お久しぶり、自分。


ちなみに、今回買ったのは以下の3冊。