2006-07-03 真珠 雑記 教育実習で行っている中学校の図書館にマルケスの『百年の孤独』が所蔵されています。 勿論、中学生でラテン・アメリカ文学に手を出す人間など皆無なので、『百年の孤独』が背負った貸出票には、一人の名前すら書かれていません。 いつからそこにいるのかは分かりませんが、誰にも触れられない『百年の孤独』は、誰の目にも止まらない、棚の一番下の列の隅っこに追いやられていました。 おそらく、今後とも彼を借りていく生徒はいないでしょう。 いっそのこと、さらって来てしまおうか。