今年の抱負
「一カ月一万円分、新刊本を買う。あと出来れば全部読む」
去年はなんだか「金がねぇ金がねぇ」と自分に言い聞かせるように生きていたので、新刊を全然買わなかった。買ってもほとんど古本屋でばかり。いやいや、いくらなんでもこれはまずい。
この不況の中、金がないのはなにも自分だけじゃなくて、多分出版社もあんまりないだろう。このまま、全然買わずにいたら好きな出版社も潰れてしまうんじゃないかなぁ、という危機感が昨年末に突如として胸中に飛来しぐるぐるぐるぐると回っていてどうにも抜けなくなってしまった。
なので、今年は意識的に新刊を買っていくようにしようと思う。
生来けちな性分なので、散々迷って買わないなんてことを防ぐよう、もう、期限付きで金額も決めてしまうことにした。
上記の通り、一カ月一万円(税込)。
書籍、雑誌、漫画等、本なら何でもいいけれど、きっちり全部新刊で。あと、出版社だけじゃなく街の本屋のも元気になってほしいので、買うのはなるたけネット通販じゃなく書店。
と、こんな感じでやっていこうと思う。新刊で買えばもったいないから意識的に読むようにもなるだろうし、一石二鳥。今年は頑張るぞ。
世界侵略:ロサンゼルス決戦
久々に実写映画を見に行った。
アメリカ人ってイッちゃてるよ。あいつらヴァルハラに生きてるぜ。
クリミナルガールズ
- 出版社/メーカー: 日本一ソフトウェア
- 発売日: 2010/11/18
- メディア: Video Game
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エロで釣るキワモノなのかと思いきや、手軽なシステムとストーリーでプレイのしやすい非常に真っ直ぐなゲームだった。エロがなけりゃあ手に取らなかったかもしれないけど、エロがなくても面白い。アリスゲーみたいだね。
それにしても、ほぼ10代で固まった女の子パーティの中、一人ハタチ越えのシンは最高にかわいいな!
爛れた闇の帝国
- 作者: 飴村行
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: 単行本
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角川ホラー『粘膜』シリーズで有名な飴村行氏、初の単行本。
毎回、海野十三並に無茶苦茶なストーリーを、人間性がどん底まで落ちたヘドロのような登場人物たちの魅力でもって無理矢理読ませる作者だが、単行本となった本作でもそれは全く変わることがない。
作者の書く人物像は、ただのアブナイやつとか何を考えているかわからないやつとかそういうのじゃない。わかり安すぎるほど下世話な目的のために、周囲の犠牲も自分の利益も鑑みずに夢中になる、アッパー系のキチガイ。これがまた、陰気な変態なんかよりずっとずっとインパクトがある。
そして、その清々しいほどのクズっぷりと破綻具合が、妙な具合に読者の脳内で「こんな俺でも生きてていいんだ」という自己肯定へとつながり、読んでてなんだか元気が出てくる・・・ンだと思う。そう思って読んでるのは、僕だけじゃないはず。そうでもないと、飴村人気の説明がつかない。
稀人
- 作者: 小中千昭
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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小説になっても、小中千秋は小中千秋なのか...ナレーションが脳内に響く。
鬼物語
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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花と猫は楽しめたんだけど、傾と鬼はどうもだめ。囮はそこの間くらい。
考えてみるに、自分の中で、忍というキャラクターが話に関わる密度と作品の面白さが、反比例の関係になってしまっているようだ。
忍は何でも出来すぎて、その奔放さが話の粗に見えてしまう。
それでも傷物語の下巻並みに作中トークの輝きがあれば全然違うんだろうけど、単なるメタネタ・幼女ネタじゃあ、歯磨きには及びもつかない。ここに関しては、西尾自身が作ってしまったハードルが高すぎて、かなり可哀そうなことになっている。
シャトゥーン
シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)
- 作者: 増田俊也
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/06/05
- メディア: 文庫
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最近ヒグマ小説を2冊読んだおかげで、ヒグマとツキノワグマの違いがわかるようになった。
ツキノワグマ→体長120-180cm、体重オス50-150kg メス40-90kg
ヒグマ→体長オス250-300cm メス180-250、体重オス250-500kg メス100-300kg
って、もう全然別の生き物じゃん。
小学生と朝青龍ぐらい違うよこれ。
しかも、こいつ(ヒグマ)は、車と並走できるぐらい俊敏な上に、ショットガンみたいな貫通力のない銃だとまず倒せないぐらい皮と筋肉が硬くて、頭もいいので火をあまり怖がらない。おまけに、執着心が強くて一度自分が手に入れた獲物(ヒトでもモノでも)を取られると凄い怒ってどこまでも追ってくるという、ホラー小説のモンスターみたいな設定つき。怖過ぎるだろ。
ブッツァーティの『〜クマ王国の物語』に出てくるクマとかは多分ツキノワグマだったんだろうな。
あれがヒグマだったら、シチリアどころかローマ帝国ごと滅ぼされそうだ。