那須に行く

昨日今日で旅行をしてきました。場所は那須。実はこの那須には去年だけで2回も行っています。一回は普通に旅行、二回目はサークルの合宿で。しかし、前回は2回とも旅に出たというのに非常に忙しく、一回目のときはそのとき担当していたサークルの飲み会と合宿の幹事の仕事をやっていたせいで、旅館から多数の人に連絡送っていてあまりくつろぐことも出来ずに終わってしまいました。2回目はもっと大変で、幹事なのでなにやらいろいろやらないといけない上、愚かなことに合宿の前日まで他の友人と大阪に旅行に行っていて非常に疲れた状態で参加したので、合宿3日目にして体調を崩し何とか家に帰った後には10日間も入院する羽目陥ってしまいました。
そんな、なんとも苦い思い出のある那須ですが、今回は何の心配事も無く行ったので、非常に楽しかったです。何をしたかというと・・・温泉と、食事と、読書。観光なんて知りません。
お昼頃に旅館に着いてから、最初に温泉に入り、出てから部屋で読書をし、御飯が出たらそれを食べ、食べ終わったらまた読書、そして眠くなったら睡眠。いやはや、御飯の準備も片付けも、掃除すら誰かがしてくれるというのは素晴らしいですね。思う存分怠惰を満喫できました。
そんなわけで、旅行に行けど観光せず、の2日間だったのですが、流石にお土産くらいは買いました。饅頭やら地酒やら。僕はお土産というと何処に行っても大体買うのは食べ物なんですが、今回、みやげ物屋で食べ物以外に興味をそそられるものがありました。皆さん、「ご当地着キティー」というのをご存知でしょうか?日本全国その地の特色をモチーフにしたキティーのことで、日光や沖縄、京都は勿論の事、秋葉原や千葉の辺境でも売っています。その地方限定でしか売っていないので、出かける度に買う人もいるそうです。その「ご当地キティー」、従来ならば、サンリオと言えばサンリオSF文庫、猫と言えばガミッチ、な僕は見向きもしないのですが・・・この那須のキティーの奴は一味違いました。キティーが茄子の着ぐるみをかぶった奴やミツバチ格好をした奴の間に挟まれ、狐の格好をし、9本の尻尾を背負ったキティーがいたんです。すごい、九尾の狐ですよ。周知かどうかは分かりませんが、那須には、天皇の勅命により退治された九尾の狐がその姿を変えたという「殺生石」が存在します。その伝承にかけたものなんでしょうが・・・いやはや、こんな姿で出てくるとは、まるでキティー狐憑きにあっているみたいな姿ですね。ちなみにこの狐憑きキティーはストラップやノートの形で売っていて、ノートのほうには狐憑きキティーの横に灰色の土くれに目玉が二つ付いただけの妙なキャラクターがいました。どうやら、殺生石ちゃんとでもいうべきキャラクターのようです。いやぁ、水木しげるもビックリなキャラクター構成ですねぇ。このぶんでいくと京都に行くと烏天狗キティ、恐山に行くとイタコキティとかになるんでしょうか?見てみたいなぁ。