『白澤 人工憑霊蠱猫02』

 化野燐著 講談社
1巻に比べると、妖怪同士のアクションシーンや禁忌に触れるような感覚を味あわせてくれるような描写が減り、見所の少なくなった感があります。もとより物語の書き方はあまり甘い方ではないので、今回は正直面白くなかったですね。敵キャラとして出てきた小物・猿投のいやらしさや気持ち悪さをもっときちんと描いてくれていれば、もう少しよかったと思うんですが・・・。なんだか、全体として色々詰め込んではいるのに、上手くまとめられていない作品でした。