前にアンソロジーに入っていた「パパーロ」と「壮麗館」という短編を読んでほれ込んだ作家です。てっきり幻想色の強い作家だと思っていたら、むしろエロスの方に偏りのある作家のようで、表紙がきわどいものがあって少し買いにくいです・・。

数日前にサークルの先輩との話の中に出てきた本でした。奇遇というか運がいいというか・・。

甲賀流忍法の達人で顔もいい忍者がアメリカ西部で大活躍な話しだそうです。設定の馬鹿さ加減もさることながら、日本刀を構えた侍と鉄砲構えたアメリカ少年と気味の悪い笑顔を浮かべた金髪姉さんと上半身裸のインディアン女がエアーズロックを背景に集合しているという表紙はあまりにも頭が悪いです。これを書いたのが大学の教授というのだから世も末か。