ナジャ

ナジャ

ナジャ


今年とっている比較文学のゼミで扱う予定になっている作品です。
「シュールリアリズムの金字塔」という、その名も高き一冊。
僕が読んだシュールリアリズムの作品は今までマルセル・ベアリュくらいしかありませんでしたが、この作品はベアリュのショートショートとは随分違って、言うなれば「シュールリアリズムとは如何なるものか」を物語を通して解説しているような作品でした。なので、どうも説明口調が多く、物語を読んでいる感じがしません。困ったことに、僕は長い説明や解説が苦手なので、読んでいてあまり楽しめませんでした。
結局、作者の伝えたかったことも満足に汲み取れず終わってしまったことは非常に残念です。
そのうちゼミでこの作品に関する発表があるようなので、それを聞いて整理してみようと思います。