花夜叉殺し

花夜叉殺し (光文社文庫)

花夜叉殺し (光文社文庫)


うわぁ、どれ読んでも楽しいね。
人間の感情とか、ストーリーとかは二の次で、ひたすら「異様」を描き続けるその姿。全部同じような作品だって言っちゃえばそうなんだけど、次々と描き出されて五感+情感を刺激する変幻自在の「異様」に対して、飽きることって全然ないのね。読み始めるたびに、「なんだ、なんだ!?」って入り込んじゃう。
次は「情念編」で、その次は「恐怖編」、そして東雅夫編集の傑作選があるってんだから、嬉しくて仕方がないですよ。