氷の海のガレオン
- 作者: 木地雅映子
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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『ゴシックハート』繋がりで、二階堂奥歯が著書の中でいたく共感を示していた本書を読みたくなった。
なるほど、「ゴシック」の中にある「あぶれ者」の感覚を本書は共有している。
「言葉が通じない・ずれている」と感じる幼少の体験というのは、やはり知的にも発育の早い女の子によく見られるものなのかもしれない。家庭教師をしている知人も、小学生にしてビジュアル系嗜好を持つという女の子がそういう悩みを持っていると話していた。
でも、松本大洋の漫画なんかもそんな子がたくさん出て来るんだよね。男の子の。『GO GO モンスター』とか。
男の子にだって言葉が周りとずれちゃった「あぶれ者」がいるってことだよね。