森見登美彦の結婚

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

森見登美彦氏が結婚したらしい。
作者自身と作品がそのまま重なってしまう、この人のことだけになんというか非常に衝撃的な出来事だ。
女性と付き合うことを、バビロンを夢見るようにえがいた『太陽の塔』のあの作者が、である。
リチャード・ブローティガンの拳銃自殺」
萩原朔太郎の童貞喪失」
とならぶ、マイ文学史三大ニュースに数えられること請け合いである。


しかし、「結婚」という出来事に対し、めでたいと思いながらも、同時に湧き上がる「畜生、畜生」というこの感情。どうやら、この人は僕にとってアイドル的存在だったようだ。


・・・「だったようだ」なんて言い方をしたが、新刊出たらもちろん読むよ。