2006-01-01から1年間の記事一覧

交通費込み日給7000円

昼から夜までバイトをしてました。 流れてきた荷物を指定された場所に運ぶ、というだけの仕事を8時間。 特に重い荷物というわけでもないし、特に広い倉庫でもありません。 ただ、ひたすらに取っては運び、取っては運び。 今の自分も、一時間前の自分も、1…

『漁師とドラウグ』 ヨナス・リー著/中野善夫訳 国書刊行会 『魔法の本棚』シリーズの一冊。 しかし、このシリーズ、古本屋で見つけると必ず「謹呈」の紙が入っているんですが・・・。 まぁ、何がともあれあとは『消えた太陽』だけです。 『鉱石倶楽部』 長野ま…

公房日和

箱男 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/05メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 69回この商品を含むブログ (226件) を見る人間そっくり (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1976/05/04メディア: 文庫購入: …

異例

バイト・SFセミナー・古川日出男トークショー・「立喰師列伝」鑑賞・・・ と、近頃何かと行くところが多くあまり一日中家で読書、という日がありません。 一週間近く何もせずごろごろと無為に過ごしていた例年の黄金週間とは見違えるよう。 こんな普通っぽい長…

死霊の恋・ポンペイ夜話

死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇 (岩波文庫)作者: ゴーチエ,田辺貞之助出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/07/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る 今年も大学で仏・日の比較文学文化というゼミをとったので、フランス文学の発表すること…

配慮

奴隷的無償労働、もとい某新古書店の職場体験兼採用試験に行きました。 客として行くのと、中の人として働くのはえらい違いがあるものでとにかくひたすら忙しい。 立ち止まる暇もなくただひたすらに増えつづける買取本を棚に並べ レジに入ればありの如く並ぶ…

オルフェの方舟

ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟 (電撃文庫)作者: 上遠野浩平,緒方剛志出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2006/04/08メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (166件) を見る 僕の、私の、上遠野です。 最近の上遠野の何がいけない…

暇なんです

『あくび猫』で紹介されていた蕎麦屋「出雲蕎麦」に行って来ました。 神保町駅を出て、白山通りをちょっと下ったところにありました。 ただ、ほんとにあったのはいいんですが、お値段はランチで1200円。 あぁ、諦めましたさ。 諦めて近くの中華屋でラー…

魔法の書

魔法の書 (文学の冒険シリーズ)作者: エンリケアンデルソン=インベル,Enrique Anderson Imbert,鼓直,西川喬出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1994/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る エンリケ・アンデルソン=…

あくび猫

あくび猫作者: 南條竹則出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/09/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 英国怪談の翻訳者・南條竹則の小説というか、ほとんどエッセイです。 国立大学英文学教授にして無類の飲食好きの中年・あくび先生の…

近況

バイトすることにしました。

城の中のイギリス人

城の中のイギリス人 (白水Uブックス (66))作者: A・ピエール・ド・マンディアルグ,澁澤龍彦出版社/メーカー: 白水社発売日: 1984/11メディア: 新書購入: 4人 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る シュールリアリズム作家の一人マンディアルグ…

象の棲む街

象の棲む街作者: 渡辺球出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12/19メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る 第15回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞を獲った作品。 アメリカと中国に支配され戦後の混乱期のような状態に戻って…

渇きの海

渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション)作者: アーサー・C・クラーク,深町眞理子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/07/21メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 9回この商品を含むブログ (67件) を見る どっかの誰か曰く、 イルカの出てくる…

下り坂

大学の講義中、ふと前の席に座っている男子学生の頭に目を向けたら、どうも毛が薄くなっている様に見えました。 側頭部の方はまだ地肌は見えないのですが、頭頂部の所が少なくなっているのか少し焼けたような色の肌が見えています。 その講義は、取れる学年…

伝奇ノ匣1 国枝史郎

伝奇ノ匣〈1〉―国枝史郎ベスト・セレクション (学研M文庫)作者: 国枝史郎,東雅夫出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2001/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 伝奇作家・国枝史郎の傑作集。 台詞とか時代がかっていて冗長で…

マジック・キングダムで落ちぶれて

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)作者: コリィ・ドクトロウ,川副智子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 文庫 クリック: 45回この商品を含むブログ (48件) を見る 今年もサークル年鑑の次期です。 去年は『宇宙英雄ロ…

スタンダード

大学から帰り、家で飯を食べていたら猫がやってきました。 この猫、うちの猫ではないのですが、家に人がいる時に来ては残り物をねだってきます。 なので、いつもならば、箸でつついている焼き魚のへりでもやるところなのですが、今日は猫自身が自分で食う物…

ページをめくれば

ページをめくれば (奇想コレクション)作者: ゼナ・ヘンダースン,安野玲,山田順子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/02/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (49件) を見る 河出の『奇想コレクション』シリーズの最新刊…

挫折

『です・ます』調をやめてしまおうと思っていたのですが、ここを始めてからの一年という期間は思っていた以上に僕の思考を変えていたようで、やめた方が書くのに時間がかかってしまうという状態になっていました。なので、もとに戻ろうと思います。 三日坊主…

ちくま日本文学全集 内田百輭

内田百けん ちくま日本文学全集作者: 内田百けん出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 妙な人もいたものだ。 怪談作家の一人、というくらいにしか知らなかった内田百輭。 読んでみると…

『です・ます』廃止

作った当初から『です・ます』文調を通してきたこのブログであるが、いい加減めんどくさくなったのでやめようと思う。でも、その内また戻るかもしれない。気分次第。

シャングリ・ラ

シャングリ・ラ作者: 池上永一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/09/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 114回この商品を含むブログ (239件) を見る 池上永一の最新作。 『月刊ニュータイプ』で連載をしていた作品のせいか、上下二段分け600pと…

SFセミナー2週目

ポストを見たら僕宛の封筒が入っていたので、さては前日書類を出した某企業の連絡では、と期待して手にとって見たのですが、残念ながらそんなうまいことは無く、今年のSFセミナーの通知でした。一回参加すると、こういうのが来るようになるんですか。 去年初…

太陽の塔

太陽の塔作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12/19メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 559回この商品を含むブログ (270件) を見る この本でサークルの新歓読書会をやるらしいので、久しぶりに棚から出しました。 ふとページをめくって…

たたり

たたり (創元推理文庫)作者: シャーリイジャクスン,Shirley Jackson,渡辺庸子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (26件) を見る スティーブン・キングから「ここ百年に出た怪奇小説の中…

新耳袋 第一夜

新耳袋―現代百物語〈第一夜〉作者: 木原浩勝,中山市朗出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 1998/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 『新耳袋』を読むと、怪談話の怖さというのは本当にそれを聞く状況に左右され…

修禅寺物語

修禅寺物語 (光文社文庫)作者: 岡本綺堂出版社/メーカー: 光文社発売日: 1992/03/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 綺堂はいい。 心が洗われる。 「修善寺物語」と傑作中篇「玉藻の前」を収録。

異形の愛

Geek Love作者: Katherine Dunn出版社/メーカー: Grand Central Pub発売日: 1993/08/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 何故か、日本語版がはまぞうで検索しても出てこないので、洋書の方を表示しておきます。 ア…

例のモノ

うん、すっかり忘れていましたが、1月ぐらいに応募した「創刊20周年記念 限定版ちくま文庫」が届きました。 HPで見ずに楽しみにしていた、そのタイトルは、『ちくま文庫解説傑作集』。 今まで刊行されたちくま文庫の解説の中から選りすぐりのものを集めた…